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スパイラル

ドリルを探したが見つからず赤箱の在庫をおろした。未使用なので当然刃先はメーカー研磨のまま。久しぶりにスパイラルポイント形状を見た。理想的な形状、チゼル部から逃げ面が連続で変化して逃げているので求心性も良い。

専用機でないとこの形状の研磨は出来ない。このままの状態で使っても十分切れ味は良いが、私はプロなので芯厚をもう少し整える為、気持ちシンニングを施す。写真撮り忘れ(;^_^A

若い時は新品のドリルを参考にフリーハンドで研いだものだが・・・最近は手で研いでないなぁ・・・

昔ツバサ工業の深穴ドリル機があってトルク検出器が付いていた。過大トルクを検出するとドリルは早送り後退し、詰まった切子を排出し再び元の位置まで進み穴あけを再開する優れものだった。

研ぎ方が悪いとステップ数ばかり増えて穴が開かない事になる。切れ過ぎると刃寿命が短くなり研磨回数ばかり増えてしまう事になる。ドリルを研ぐには勉強になった

 

 

 

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同名の会社が川西市にあるが多分同じ、現在は作っていないみたい

良い機械だったなぁ・・・

トルク検出は歯車とバネとスイッチだけのシンプルな構造ながら、確実にトルク検出できるものだった。特許なら既に消滅しているだろうから何かに使えそうな気がするが・・・

ちなみに深穴ドリルの刃先形状は綺麗にまともに研ぐと上手く開かない(もちろん開くには開くだろうだろうけど・・・)。安定した研ぎ方があるがここでは説明を割愛する(ノウハウなので)。このトルクマチックには色々と教えられた、私の先生でもある

 

 

 

 

 

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